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緊急事態宣言発令後に関するアンケート結果

いつも弊社をご利用いただき、誠にありがとうございます。
2020年4月16日(木)〜4月26日(日)まで、株式会社カスタムジャパンが実施した「緊急事態宣言発令後に関するアンケート」にご協力いただいた皆さま、誠にありがとうございました。皆さまの運営のお役に立てるよう、アンケート結果を公開させていただきましたので、ぜひご参考いただければ幸いです。

<調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査対象:カスタムジャパンをご利用いただいている、全国の車両小売店・整備工場様
有効回答数:834件
集計期間:2020年4月16日(木)〜4月26日(日)

■お客様の来店・行動変化
各店舗、整備工場様にて「お客様の来店頻度」を昨年4月度と比較していただいたところ、74%の皆さまより、減少しているとの回答をいただきました。

図1
実は3月にも同様のアンケートを取らしていただいたところ、同様に約75%の皆さまより「減少」との回答をいただいておりましたので、状況は変わっていないことがわかります。ただ、緊急事態宣言の発令によって悪化していないことだけは間違いありません。

では、皆さまの店舗では、いったいどんな業務内容で変化があったのでしょうか。

図2
皆さまからの回答では、「車両購入」「修理、定期点検」の2つの項目で非常に高い回答数を得ました。 その2項目の内訳は以下となります。

<車両購入の変動割合内訳>
図3
<修理・定期点検の変動割合内訳>
図4

次に、一般のお客様、法人のお客様の店舗利用については、以下のような変化があったと回答をいただきました。

図5 図6

結果の通り、法人のお客様では、「乗る回数が増えた」「変わらない」と回答された方を合わせて57%の方々が頻繁に利用されています。
また、一般のお客様では、58%の方々が乗り控えをされている一方で、13%の方々が「乗る機会が増えた」と回答されています。これは、公共交通機関など、3密を避けるために、個人での移動手段に振り替えられていることが推測されます。

■新型コロナウィルス感染症による影響
今回の新型コロナウィルス感染症に関して、8割を超える店舗様で「マスク、手洗いの徹底」を、また4割近い店舗様で「営業時間の短縮」など、感染拡大防止策を取られていらっしゃいました。
図7
特に4月8日の緊急事態宣言発令以降の営業方針としては、通常と変わらない営業をされる店舗様が60%いらっしゃる一方で、「休業する」「営業時間短縮」「営業日を減らす」を合わせると26%の店舗様で、新型コロナウィルス感染症の影響がでていることがわかりました。
図8
■お客様の来店増加傾向にあるのは…?
新型コロナウィルス感染症の経済的影響はこれまで類を見ないような悪化をたどっていますが、その中でも業績を上げられている店舗の皆さまは、いったいどのような変化があったのでしょうか。
図9
回答を見ると、こちらも「修理・点検」「車両購入」の2つの項目が高いことがわかりました。
では、お客様が増えた理由は何なのでしょうか。

弊社の社員がお客様に直接伺った内容では、中古バイクメインの販売や、自転車とバイクを併売されている店舗様、また豊富な在庫や展示車両に特化されている店舗様では、お客様の来店が増加しているようです。
また、新型コロナの影響で誰もが外出を控えている今、出張修理専門店や、車両通販を実施している店舗様、そして、郊外にある店舗様なども、お客様が増えている傾向にあるようです。

■皆さまの店舗での取り組み
それでは、皆さまはこの状況下でどのような取り組みや対策をされていらっしゃるのでしょうか。アンケートに回答いただいた声をお届けします。

  • ・車両をお持ちし、実際に見ていただく
  • ・出張修理の導入・開始
  • ・UBER eatsやDIDI eatsの車両貸し出しの開始
  • ・UBER eatsやDIDI eatsの整備の請負を開始
  • ・オンラインのDIY相談受付開始
  • ・会話時シールドなどの仕切り設置による対策
  • ・部品の消毒 出張修理時の防疫など感染予防の徹底対策
  • ・完全予約制の導入(作業依頼以外来店客をなくし、ほかのお客様との接触を避ける)


上記のように様々な方向で新たな取り組み・対策を導入され、売上減少を食い止める対策や、来店いただくお客様の不安を取り除く努力をされていらっしゃるようです。

実際に来店や売上が上がっている店舗の皆さまからは、
「自宅待機で時間があるのか、暇つぶしでの来店が多くなっている。」
「修理や点検整備の来店者は増えていますが、車両購入の為の来店者は僅かに減った感じです。」
といったことを実感されていたり、
「問い合わせの件数は減ったが、購入希望意欲の高いユーザーが中心となったため来店者で成約することを重要視した。」
といった営業努力をされている声も届きました。

何をすればよいのだろうか、と悩まれる方も多いと思いますので、皆さまの意見をぜひご参考いただければと思います。