ビンテージバイクのレストアの専門家、オートレストア小松さん。取り扱う車両にはサビがつきものです。小松さんのサビ取りは徹底してサビを取りきること。そしてしっかり防錆作業をして仕上げます。一切妥協はしません、そんな小松さんに新製品の 【プロツールス プレミアムシリーズ 錆取革命 サビ取りセット】 を発売前に使っていただきました。
【1】燃料タンクのシール剤は永久的にサビの発生を防ぐものではありませんので経年の変化で剥がれてきます、またサビが発生した燃料タンクに使うとサビの上に不完全な形(十分に表面に密着しない状態)でシールされサビの進行とともにゴム状のシール剤が剥がれキャブやインジェクターを詰まらせることになりますので、シール剤の使用はお勧めしません。
【2】シール剤を施してある燃料タンクはエンジンコンディショナー等をタンク内部にスプレーして内部のシール剤を剥離してください。タンクの底、右サイド、左サイド、天面をそれぞれ1週間から2週間程度かけて液にしっかり漬けてください。その後いったん排出して内部のシール剤が上手く剥がれているかどうか確認してください。シール剤が剥がれていない場合は再度同じ作業を行って完全に剥がしてください。
【3】金属製の鎖チェーンを20pから30pを燃料タンクに入れてエンジンコンディショナーと一緒に攪拌する事でより効果的にシール剤が剥がれます。
●ポイント:シール剤が剥がれたら洗いシンナーで燃料タンクを洗浄してください。
●ポイント:この作業はとても時間が掛かりますので根気良く作業を続けてください、約1か月はかかります。
【1】エンジンコンディショナーをタンク内部に吹き付けてタンクの底、右サイド、左サイド、天面をそれぞれ1週間から2週間程度かけて液にシッカリ漬けてください、その後いったん排出して内部がきれいになっているかどうか確認してください。十分に取れていない場合は再度同じ作業を行って完全に剥がしてください。
【2】金属製の鎖チェーンを20pから30pを燃料タンクに入れてエンジンコンディショナーと一緒に定期的に攪拌する事でより効果的に固着したガソリンが剥がれます。
●ポイント:シール剤や古い燃料タンクが剥がれたら洗いシンナーで燃料タンクを洗浄してください。
●ポイント:この作業はとても時間が掛かりますので根気良く作業を続けてください。
●ポイント:古くなったガソリンの汚れはタンクの底に溜まって、場合によっては石炭の様に固くなっています。
■写真1:エンジンコンディショナーをスプレーして約3週間、タンクの向きを変えながら内部のシールや腐ったガソリンを洗浄します。■写真2:〔1回目の洗浄〕腐ったガソリンや燃料タンクのシールが出てきました!燃料タンクのシールはとても厄介で取れません。根気よく内部をペンライトで除きながら完全に取ります。■写真3:〔2回目の洗浄〕まだまだ燃料タンクから汚れが出ます。燃料タンクを完全に洗い落とす事がサビ取りをする重要なポイントです。このタンクは3回の洗浄を行いました。■写真4:完全に燃料タンクのシールや腐ったガソリンが取れました。中に見えるのはサビです。これを錆取革命のサビ取り剤で落としていきます。
スズキのGT750、水冷2サイクルの名車ですがサビだらけの燃料タンクです。錆取革命のサビ取り剤(再利用2回目)を使って洗浄開始ししたところ、3時間で信じられないほど錆が取れました!(写真右)
これも酷いサビです。エアブローするとサビが飛び散ります。手強いサビでしたが合計6時間の作業でサビ取りと防錆処理完了!